- EPONのゴルフクラブは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
- S:RシリーズとAFシリーズで、何がどう違うのか知りたい
- 中級者でも失敗しないEPONのクラブはどれ?
「EPON」は1977年創業の遠藤製作所が展開する自社ブランドで、大手メーカーのゴルフヘッドOEMを数多く手がけてきた新潟県燕三条発の地クラブブランドです。鉄を叩いて鍛える鍛造を軸にした製法と、打感の良さや形状の美しさに定評があります。
この記事では、EPONの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のゴルフクラブを全モデル比較します。カテゴリ別のおすすめモデルも紹介しますので、EPONのゴルフクラブが気になっている人はぜひチェックしてください。
EPONとは新潟燕三条の鍛造技術で作られる地クラブブランド
EPONのゴルフクラブは、新潟県燕三条に拠点を置く遠藤製作所が展開する自社ブランドです。地クラブとは、量販店に大量流通させるのではなく、専門ショップやフィッティングを通じて販売される中小メーカーのクラブを指します。
大手ブランドのゴルフヘッドOEMを数多く手がけてきた製造力が、そのまま自社ブランドの品質に反映されているのがEPONの立ち位置です。カタログスペックの数字で押すよりも、打感と形状で選ばれてきたブランドといえます。
EPONのブランドコンセプト
EPONは公式サイトで「さぁ、旅に出よう」というメッセージを掲げ、ゴルフクラブをゴルフという旅を楽しむための道具として位置づけています。コースの上でも人生でも欠かせない一本になっていく、というのがブランドの根底にある考え方です。
モデル選びの視点でいえば、EPONを「上級者向けの尖ったブランド」と決めつけない方が実態に近い見方です。腕前ではなく、求める弾道と打感で選べるようにゴルフクラブのラインナップが組まれています。
EPONの歴史と燕三条のものづくり
EPONを展開する遠藤製作所は1977年の創業で、金属塑性加工と鍛冶産業が古くから根付く新潟県燕三条を拠点にしています。鉄を叩いて鍛える鍛造という伝統技法が、そのままゴルフヘッド製造の土台になりました。
長く同じ製法を磨いてきたぶん、EPONのゴルフクラブは奇をてらった構造よりも、素材と形状の詰め方で差を作るモデルが多くなっています。
EPONの特徴・強み
EPONのゴルフクラブの強みは、製造工程を自社で抱えている点です。アイアンは金型の設計製作から研磨、メッキ、塗装に至るまで自社一貫生産で管理し、ウッドについても自社で品質管理を行っています。
販売面では、ヘッド単体販売とカスタムシャフトの組み合わせが基本になります。8 ANGLE DIALSのような調整機構と合わせて、自分のスイングに合わせて詰めていける買い方ができます。
EPONの評判と選ばれる理由
EPONのゴルフクラブは、打感の良さと構えたときの形状の美しさで評価されてきたブランドです。派手な飛距離競争よりも、インパクトの手応えと顔つきを重視するゴルファーに支持されています。
手間はかかる一方、ヘッドスピードやスイングタイプに合わせて1本ずつ組めるのがEPONならではの利点になります。合わないクラブを我慢して使い続けるより、結果的に近道になります。
EPONの機能とテクノロジー
EPONのゴルフクラブを支える技術は、飛距離を作る新しい構造と、打感を作る昔ながらの鍛造という2つの流れに整理できる分野です。ここで取り上げるのは、モデル選びに直結する5つの技術で、どのシリーズを選ぶかの判断材料になります。
EPONのゴルフクラブに搭載されている代表的な機能・テクノロジーは、以下の5つです。
- Any-C System|飛びのための新しい打点構造
- 8 ANGLE DIALS|ロフトとフェースアングルを細かく合わせる可変機構
- FLEXIBLE-FACE|たわみで反発を引き出すフェース構造
- 軟鉄単一素材鍛造|打感を決めるEPONの原点
- POWER TITANIUMとSuper Precision Casting|ウッドの素材と製法
Any-C System|飛びのための新しい打点構造
EPONのAny-C Systemは、S:Rシリーズに横断採用されている飛びのための構造です。S:R Driver・S:R LD Driver・S:R HYB・S:R LD HYB・S:R Iron・S:R LD Ironと、ドライバーからアイアンまで同じ思想で貫かれています。
買い替えで飛距離を取り戻したいゴルファーにとって、Any-C Systemを積むS:Rシリーズはわかりやすい選択肢です。ドライバーからアイアンまで同じ構造でそろえられるため、番手ごとの弾道の質がそろいやすいのも利点になります。
8 ANGLE DIALS|ロフトとフェースアングルを細かく合わせる可変機構
EPONの8 ANGLE DIALSは、ドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティに広く搭載されるポジションセッティング機構です。ヘッドとシャフトの接続部で角度を段階的に切り替え、ロフトやフェースアングル、モデルによってはライ角まで調整できます。
試打の段階で完璧に合わせ切れなくても、後から手元で追い込めるのはEPONのゴルフクラブを選ぶ利点です。スイングが変わったときや、球が上がりすぎる季節にも、クラブを買い替えずに対応できます。
FLEXIBLE-FACE|たわみで反発を引き出すフェース構造
EPONのFLEXIBLE-FACEは、フェースをたわませて反発性能を引き出す構造で、AF-107・AF-207・AF-907などに搭載されています。インパクトでフェースがしなり、戻る力でボール初速を稼ぐという考え方です。
ヘッドスピードを上げずに飛距離を伸ばしたいゴルファーにとって、フェースのたわみをどう使うかは重要な選び分けの軸です。叩いていける形状が欲しいならAF-107系、つかまりを足したいならAF-157系という判断ができます。
軟鉄単一素材鍛造|打感を決めるEPONの原点
EPONの軟鉄単一素材鍛造は、AF-Tour MB・AF-Tour CB・Tour Wedgeシリーズで採用される、S20Cの軟鉄を分割せず一体で鍛え上げる製法です。異素材を組み合わせないぶん、インパクトの手応えが濁りにくくなります。
打感を最優先するゴルファーがEPONを選ぶ理由は、軟鉄単一素材鍛造に集約されます。反面、ミスへの寛容性を重視するなら、AF-507やAF-707のようなポケットキャビティ系の方が合う選択です。
POWER TITANIUMとSuper Precision Casting|ウッドの素材と製法
EPONのPOWER TITANIUMはドライバーやフェアウェイウッドのフェースに使うチタン素材、Super Precision Castingはボディを成形する精密鋳造の製法です。AF-107・AF-157・AF-207といったウッド類が、2つの組み合わせで作られています。
フルチタン構造は打感と打音が硬質になりやすい一方、反発性能を確保しやすい構成です。EPONのウッドで形状の好みを優先したいゴルファーは、AFシリーズから選ぶと選択肢が広がります。
EPONの全種類を比較
EPONのゴルフクラブは、ドライバー・フェアウェイウッド&ユーティリティ・アイアン・ウェッジ・パターの5カテゴリで現行ラインナップが構成されています。カテゴリごとに比較表を置いたうえで、続けて各モデルの特徴を解説する構成です。
EPONの現行ゴルフクラブは、ドライバーからパターまで以下の5カテゴリに分けて比較します。
- EPONのドライバー
- EPONのフェアウェイウッド・ユーティリティ
- EPONのアイアン
- EPONのウェッジ
- EPONのパター
EPONのドライバー
EPONのドライバーは、フルチタンのAFシリーズ、飛距離特化のS:Rシリーズ、カーボンクラウンのEFシリーズという3系統に分かれます。つかまり・形状・調整幅のどれを優先するかが選び分けの軸です。比較表のあとに、各モデルの詳細を紹介します。
| モデル名 | フェース素材 | ロフト | フェースアングル | 主要テクノロジー | 対象ゴルファー |
|---|---|---|---|---|---|
| S:R Driver | チタン | 10.5°/12.5° | 0°/クローズ1.0° | Any-C System | 飛距離重視 |
| AF-107 | POWER TITANIUM | 10°/11° | オープン0.5° | FLEXIBLE-FACE | 中上級者向け |
| AF-157 | POWER TITANIUM | 9.5°〜11.5° | 0° | NEO POWER WAVE | スライス対策 |
| EF-02D/EF-02D HT | チタン | 10°〜12.5° | 0° | パワーブーストチャネル | 初心者〜中級 |
| S:R LD Driver | チタン | 12.5° | クローズ1.0° | Any-C System | レディース |
S:R Driver

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | S:R Driver |
| 素材 | チタン(フェース) |
| ヘッド形状 | ディープフェース&シャローバック |
| ロフト | 10.5°/12.5° |
| 標準シャフト | ダイヤモンドスピーダー4R(47g) |
「S:R Driver」は、「異次元の飛び、絶対の信頼」を掲げるS:Rシリーズの中核をなす、EPONのフラグシップドライバーです。460ccのディープフェース&シャローバック形状に、10.5度と12.5度の2種類のロフトを用意しています。
クラブ長45.5インチ、総重量298gという標準仕様は、ダイヤモンドスピーダー4R(47g)との組み合わせで軽快に振り抜ける設定です。ヘッドスピードを上げずに初速を稼ぎたい場面で効いてきます。
EPONのドライバーで最大飛距離を狙いたいゴルファー、つかまりを確保しながら飛ばしたい人におすすめのモデルです。
AF-107

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-107 |
| 素材 | POWER TITANIUM(フェース) |
| ヘッド形状 | ディープ |
| ロフト | 10°/11° |
| 標準シャフト | DEAD OR ALIVE 凪N65(67g) |
「AF-107」は、伝統的なヘッド形状を突き詰めたEPONのフルチタンドライバーで、構えたときの座りの良さを重視する層に長く支持されてきました。オープン0.5度のフェースアングルと460ccのヘッドが、操作性を損なわない安心感を生みます。
ヘッド重量198g、クラブ長45.75インチ、総重量312gと、しっかり振っていける重量帯にまとめられています。8 ANGLE DIALSによる角度調整にも対応可能です。
つかまりすぎを嫌う中上級者、オーソドックスな形状で自分のスイングをそのまま出したいゴルファーにおすすめです。
AF-157

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-157 |
| 素材 | POWER TITANIUM(フェース) |
| ヘッド形状 | セミシャロー |
| ロフト | 9.5°〜11.5° |
| 標準シャフト | DEAD OR ALIVE 凪N55(58g) |
「AF-157」は、高いツカマリ性能を掲げるEPONのフルチタンドライバーで、セミシャロー形状のヘッドにドローが打ちやすい重心設計を組み合わせています。フェースアングルは0度に設定され、構えやすさとつかまりを両立させています。
ロフトは9.5〜11.5度から選べ、オプションウェイトで最大4gの軽量化ができます。総重量304g、標準シャフトはDEAD OR ALIVE 凪 N55(58g)と、AF-107より軽快に振れる設定です。
スライスに悩むゴルファーや、ヘッドスピードを上げずに飛距離を伸ばしたい人におすすめできるドライバーです。
EF-02D / EF-02D HT

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | EF-02D / EF-02D HT |
| 素材 | チタン(フェース)/カーボン(クラウン) |
| ヘッド形状 | ディープフェース&シャローバック |
| ロフト | 10°〜12.5° |
| 標準シャフト | 禅Z55/亜A45 |
「EF-02D / EF-02D HT」は、「FUN to GOLF」をテーマにしたEFシリーズのドライバーで、EPONのラインナップでは扱いやすさを前面に出した位置づけになります。460ccのディープフェース&シャローバック形状を採用しています。
ヘッド重量はEF-02Dが202g、軽量仕様のEF-02D HTが199gで、標準シャフトも禅 Z55と亜 A45を仕様ごとに使い分けています。ロフト設定も仕様ごとに分かれるため、ヘッドスピードに合わせた選択が可能です。
振り遅れやすいゴルファー、地クラブを初めて試す人におすすめしやすいドライバーです。
S:R LD Driver

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | S:R LD Driver |
| 素材 | チタン(フェース) |
| ヘッド形状 | ディープフェース&シャローバック |
| ロフト | 12.5° |
| 標準シャフト | AIR SPEEDER STANDARD(33.5g) |
「S:R LD Driver」は、EPON初のレディスドライバーとして開発され、飛びに振り切った軽量モデルに仕上がっています。ロフト12.5度、ヘッド重量188.5g、クラブ長44.75インチ、総重量267gという構成で、力に頼らず振り抜けるのが持ち味です。
標準シャフトはAIR SPEEDER STANDARD(33.5g)で、ヘッドスピードが控えめでも球が上がりやすい組み合わせです。女性ゴルファーや、軽量セッティングで楽に飛ばしたい人におすすめのドライバーになります。
EPONのフェアウェイウッド・ユーティリティ
EPONのフェアウェイウッドとユーティリティは、フルチタンのフェアウェイウッド2機種、性格の異なるユーティリティ2機種、S:Rシリーズのハイブリッド2機種という構成です。ウッド型かアイアン型か、つかまり重視か操作性重視かが選び分けの軸になります。比較表に続けて各モデルを解説します。
| モデル名 | 種別 | 体積 | ロフト | フェース素材 | 主要テクノロジー |
|---|---|---|---|---|---|
| S:R HYB | ウッド型UT | 152〜170cc | 17°/19°/21° | 高強度チタン合金 | Any-C System |
| AF-207 | FW(伝統形状) | 167〜184cc | 15°/18° | POWER TITANIUM | フレキシブルフェース |
| AF-257 | FW(高ツカマリ) | 156〜190cc | 16°/19°/22° | 高強度チタン合金 | 高ツカマリ設計 |
| AF-907 | アイアン型UT | – | 20°/23°/26° | ばね鋼/炭素鋼 | ポケットキャビティ |
| AF-957 | ウッド型UT | 113〜126cc | 18.5°〜27.5° | 高強度チタン合金 | Lカップフェース |
| S:R LD HYB | ウッド型UT(レディース) | 134〜170cc | 17°〜23° | 高強度チタン合金 | Any-C System |
S:R HYB

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | S:R HYB |
| 素材 | 高強度チタン合金(フェース) |
| ヘッド形状 | ウッド型ユーティリティ |
| ロフト | 17°/19°/21° |
| 標準シャフト | ダイヤモンドスピーダーHB5R |
「S:R HYB」は、EPONのS:Rシリーズに属するウッド型ハイブリッドで、ドライバーやアイアンと同じくAny-C Systemを核に据えた飛距離特化の設計です。長い番手をやさしく置き換える役割を担います。
8 ANGLE DIALSでライ角を調整でき、オプションウェイトによる-2g〜+6gの重量調整にも対応します。標準シャフトはDIAMOND SPEEDER HB 5Rです。
フェアウェイウッドが苦手なゴルファー、S:Rシリーズでセットを組みたい人におすすめします。
AF-207

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-207 |
| 素材 | POWER TITANIUM(フェース) |
| ヘッド形状 | フェアウェイウッド(伝統形状) |
| ロフト | 15°/18° |
| 標準シャフト | DEAD OR ALIVE 月光G65(S) |
「AF-207」は、「美しく、強く、そこに在る」をコンセプトに掲げるEPONの伝統的形状フェアウェイウッドです。#3が184cc、#5が167ccとやや小ぶりで、引き締まった顔つきに仕上げています。
ロフトは#3が15度、#5が18度で、クラブ長は43インチと42.5インチです。標準シャフトはDEAD OR ALIVE 月光 G65(S)が組まれています。
打感と形状にこだわる中上級者、フェアウェイからしっかり叩いていきたいゴルファーにおすすめのフェアウェイウッドです。
AF-257

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-257 |
| 素材 | 高強度チタン合金(フェース) |
| ヘッド形状 | フェアウェイウッド(高ツカマリ) |
| ロフト | 16°/19°/22° |
| 標準シャフト | DEAD OR ALIVE 月光G55(S) |
「AF-257」は、「結実への弧道」をコンセプトとするEPONの高ツカマリ系フェアウェイウッドです。#3・#5・#7の3番手を展開し、体積は190〜156ccとAF-207より一回り大きく取っています。
ロフトは16度・19度・22度、クラブ長は43.5〜42インチで、番手が短くなるほどライ角が立つ設定です。フェアウェイウッドで右に逃げやすいゴルファー、つかまりと安心感を優先したい人におすすめします。
AF-907

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-907 |
| 素材 | ばね鋼(フェース)/炭素鋼(ボディ) |
| ヘッド形状 | アイアン型ユーティリティ |
| ロフト | 20°/23°/26° |
| 標準シャフト | DEAD OR ALIVE 迅J75 |
「AF-907」は、「高まる、愉悦の躍動音」をコンセプトにしたEPONのアイアン型ユーティリティです。ポケットキャビティと中空を組み合わせた複合構造により、反発性能と打感を両立させています。
ロフトは20度・23度・26度の3種類、総重量は368〜376gで、スイングウェイトはD0に統一されています。標準シャフトはDEAD OR ALIVE 迅 J75です。
アイアンの流れのまま振り抜きたい中上級者、打ち込んで球をコントロールしたいゴルファーにおすすめのユーティリティです。
AF-957

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-957 |
| 素材 | 高強度チタン合金 |
| ヘッド形状 | ウッド型ユーティリティ |
| ロフト | 18.5°〜27.5° |
| 標準シャフト | DEAD OR ALIVE 迅J75 |
「AF-957」は、つかまりの良さとやさしさを軸にEPONが設計したウッド型ハイブリッドとなっています。H18からH27まで4番手を展開し、番手ごとに体積とヘッド重量を作り分けています。
ロフトは18.5〜27.5度、体積は126〜113cc、ヘッド重量は229〜245gで、クラブ長は41〜39.5インチと短めに設定されています。ヘッド重量は最大4gの軽量化も可能です。
ロングアイアンを置き換えたいゴルファー、幅広いレベルで扱えるユーティリティを探している人におすすめです。
S:R LD HYB

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | S:R LD HYB |
| 素材 | 高強度チタン合金(フェース) |
| ヘッド形状 | ウッド型ユーティリティ |
| ロフト | 17°〜23° |
| 標準シャフト | AIR SPEEDER UT STANDARD |
「S:R LD HYB」は、EPON初のレディスハイブリッドとして登場したモデルで、Any-C Systemによる飛距離性能を軽量セッティングに落とし込んでいます。S:R LD Driverと合わせてセットで組める点も魅力です。
8 ANGLE DIALSによるライ角調整と、-2g〜+6gのヘッド重量調整にも対応します。体格やスイングに合わせて詰められるのは、フィッティング前提のEPONらしい設計です。
女性ゴルファーや、軽いクラブで長い番手を楽に運びたい人におすすめします。
EPONのアイアン
EPONのアイアンは、競技志向のAF-Tourシリーズから飛距離重視のS:Rシリーズ、扱いやすさ重視のEFシリーズまで幅があります。マッスルバック・ハーフキャビティ・キャビティ・ポケットキャビティという形状の違いと素材構成は、そのまま性格の差に直結する部分です。比較表のあとに各モデルを解説します。
| モデル名 | ヘッド形状 | 素材 | 番手構成 | 主要テクノロジー | 対象ゴルファー |
|---|---|---|---|---|---|
| AF-Tour MB | マッスルバック | 軟鉄(S20C)鍛造 | #3〜PW | ロフトフロー最適化 | 上級者/競技志向 |
| AF-Tour CB | ハーフキャビティ | 軟鉄(S20C)鍛造 | #4〜PW | ロフトフロー最適化 | 中上級者 |
| AF-307 | キャビティ | 炭素鋼鍛造+タングステン | #4〜PW | 低重心化設計 | 中上級者 |
| AF-507 | ポケットキャビティ | 炭素鋼(S20C)鍛造 | #5〜AW | 一体型ポケット構造 | 平均的アマチュア |
| AF-707 | ポケットキャビティ | ばね鋼/炭素鋼鍛造 | #5〜SW | 偏肉板厚構造 | 初〜中級者 |
| S:R Iron | – | S45C鍛造/S25C鋳造 | #5〜SW | Any-C System | 飛距離重視 |
| S:R LD Iron | – | S45C鍛造/S25C鋳造 | #6〜SW | Any-C System | レディース |
| EF-02I | – | – | #6〜SW | DLCコーティング | 初心者向け |
AF-Tour MB

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-Tour MB |
| 素材 | 軟鉄(S20C)鍛造 |
| ヘッド形状 | マッスルバック |
| ロフト | 22°〜47° |
| 標準シャフト | N.S.PRO MODUS3 TOUR 120(S) |
「AF-Tour MB」は、軟鉄単一素材(S20C)を鍛造したマッスルバックアイアンで、EPONのアスリートモデルの頂点に置かれています。シャープに削ぎ落とした形状と、単一素材ならではの打感が特徴です。
#5でロフト28度、ライ角61度、クラブ長37.75インチ、総重量413g、スイングウェイトD1という構成です。標準シャフトはN.S.PRO MODUS3 TOUR 120(S)が組まれます。
球を左右に操りたい上級者、打感を最優先する競技志向のゴルファーにおすすめのアイアンです。
AF-Tour CB

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-Tour CB |
| 素材 | 軟鉄(S20C)鍛造 |
| ヘッド形状 | ハーフキャビティ |
| ロフト | 24°〜46° |
| 標準シャフト | N.S.PRO MODUS3 TOUR 120(S) |
「AF-Tour CB」は、EPONの軟鉄単一素材(S20C)鍛造ハーフキャビティアイアンで、マッスルバックの操作性を残しながら寛容性を足した位置づけです。#4からPWまでの7番手構成になります。
上品にまとめられたヘッド形状も、AF-Tourシリーズが支持される理由の1つです。標準シャフトはAF-Tour MBと同じN.S.PRO MODUS3 TOUR 120(S)を採用します。
マッスルバックはシビアに感じる上級者、操作性と安定性のバランスを取りたい中上級者におすすめします。
AF-307

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-307 |
| 素材 | 炭素鋼(S20C)鍛造/タングステン内蔵 |
| ヘッド形状 | キャビティ |
| ロフト | 23°〜45° |
| 標準シャフト | N.S.PRO MODUS3 TOUR 105(S) |
「AF-307」は、「昇華される、普遍の鉄学」をコンセプトに掲げるEPONの軟鉄鍛造キャビティアイアンです。炭素鋼(S20C)鍛造のボディにタングステンを内蔵し、低重心化と安定性を両立させました。
総重量は#5で409g、スイングウェイトはD1.5、標準シャフトはN.S.PRO MODUS3 TOUR 105(S)です。AF-Tourシリーズよりも少しやさしい重量帯にまとめられています。
打感を落とさずに安定感が欲しい中上級者、Tourシリーズからやさしさを一段足したいゴルファーにおすすめです。
AF-507

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-507 |
| 素材 | 炭素鋼(S20C)鍛造 |
| ヘッド形状 | ポケットキャビティ |
| ロフト | 25°〜50° |
| 標準シャフト | N.S.PRO 950GH neo(S) |
「AF-507」は、「静と動、融和が生み出す衝動」をコンセプトとするEPONの一体型ポケットキャビティアイアンです。打感・飛距離・安定性のバランスを取った、アイアンラインの中核にあたります。
番手構成は#5からAWまでで、ロフトは#5が25度、PWが44度、AWが50度と流れます。総重量は#5で403.5g、標準シャフトはN.S.PRO 950GH neo(S)です。
やさしさと打感を両立したい平均的なアマチュア、長く使えるアイアンを探している人におすすめのモデルです。
AF-707

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AF-707 |
| 素材 | ばね鋼(フェース)/炭素鋼(ボディ)鍛造 |
| ヘッド形状 | ポケットキャビティ |
| ロフト | 23°〜55° |
| 標準シャフト | ダイヤモンドスピーダーアイアン6(R) |
「AF-707」は、「高鳴る、はじまりの鼓動」をコンセプトにしたEPONの鍛造ポケットキャビティアイアンで、飛距離と高弾道を前面に出しています。#5からSWまで8番手がそろい、セットが組みやすいのも利点です。
ロフトは#5が23度、#9が38度、PWが43度、SWが55度で、オフセットは4.2mmから3.0mmまで詰められています。標準シャフトはダイヤモンドスピーダー アイアン 6(R)と軽めの設定です。
球が上がりにくいゴルファー、飛距離とやさしさを重視する初中級者におすすめのアイアンです。
S:R Iron

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | S:R Iron |
| 素材 | S45C鍛造(フェース/ネック)/S25C鋳造(ボディ) |
| ヘッド形状 | – |
| ロフト | 23°〜56° |
| 標準シャフト | ダイヤモンドスピーダーアイアン6(R) |
「S:R Iron」は、Any-C Systemを搭載したEPONのアイアンで、エポン史上最も距離性能に優れるとされています。#5からSWまでの8番手構成で、ロフトは#5が23度、SWが56度に設定されています。
フェースにはDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施し、耐摩耗性も確保しました。標準シャフトはDiamond Speeder Iron 6Rが組まれます。
アイアンの飛距離を伸ばしたいゴルファー、飛びと寛容性を両取りしたい人におすすめします。
S:R LD Iron

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | S:R LD Iron |
| 素材 | S45C鍛造(フェース/ネック)/S25C鋳造(ボディ) |
| ヘッド形状 | – |
| ロフト | 26°〜56° |
| 標準シャフト | AIR SPEEDER IRON STANDARD |
「S:R LD Iron」は、エポン史上最も飛ぶレディースアイアンを掲げるS:Rシリーズのモデルです。#6からSWまでの7番手構成で、S:R LD DriverやS:R LD HYBと世界観をそろえてセットで揃えられます。
ウェイトネジ交換で-2g〜+4gの重量調整ができ、クラブ長は37〜34.5インチと短めです。シリーズ共通の重心設計により、球が上がりやすくつかまりやすい弾道になります。
女性ゴルファーや、軽量セッティングでアイアンの飛距離を確保したい人におすすめのアイアンです。
EF-02I

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | EF-02I |
| 素材 | – |
| ヘッド形状 | – |
| ロフト | 26°〜56° |
| 標準シャフト | N.S.PRO 850GH neo(S) |
「EF-02I」は、「FUN to GOLF」をテーマにしたEFシリーズのアイアンで、EPONのラインナップでは気負わず使える方向に振ったモデルです。EF-02Dドライバーと世界観をそろえてセットを組めます。
番手構成は#6からSWまでで、ロフトは26〜56度、ライ角は61.5〜64度、オフセットは4.6mmから2.8mmへと詰まります。標準シャフトはN.S.PRO 850GH neo(S)です。
地クラブを気負わず試したいゴルファー、扱いやすさを最優先したい人におすすめです。
EPONのウェッジ
EPONのウェッジはTour Wedgeシリーズに集約されており、軟鉄単一素材鍛造という基本を共通させています。操作性重視のtype M、スピン性能重視のtype S、仕上げで選ぶノンメッキ仕様という3展開で、ソール形状と仕上げの違いが選び分けの軸になります。
| モデル名 | 仕上げ | 素材 | ロフト | バウンス | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Tour Wedge type M | メッキ仕上げ | 軟鉄(S20C)鍛造 | 48°〜60° | 8°〜12° | 操作性特化 |
| Tour Wedge type S | メッキ仕上げ | 軟鉄鍛造+異素材充填 | 48°〜60° | 10°〜12° | スピン性能特化 |
| Tour Wedge (Non-plating) MUKU/KURO | ノンメッキ/黒染め | 軟鉄(S20C)鍛造 | – | – | 経年変化を楽しむ仕上げ |
Tour Wedge type M

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Tour Wedge type M |
| 素材 | 軟鉄(S20C)鍛造 |
| ヘッド形状 | ラウンドリーディングエッジ |
| ロフト | 48°〜60° |
| 標準シャフト | N.S.PRO MODUS3 WEDGE125 |
「Tour Wedge type M」は、EPONのウェッジラインで操作性に特化したモデルで、type Mの「M」はManualの略です。軟鉄単一素材(S20C)の鍛造で、ラウンドリーディングエッジに仕上げた形状です。
標準シャフトはN.S.PRO MODUS3 WEDGE125で、しっかりした重量帯です。ライの状態に合わせてフェースを開閉しやすいのが、type Mの性格になります。
フェースを開いて使いたい上級者、グリーンまわりで球種を打ち分けたいゴルファーにおすすめのウェッジです。
Tour Wedge type S

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Tour Wedge type S |
| 素材 | 軟鉄(S20C)鍛造+異素材充填 |
| ヘッド形状 | – |
| ロフト | 48°〜60° |
| 標準シャフト | N.S.PRO MODUS3 WEDGE105 |
「Tour Wedge type S」は、type Sの「S」がSpinを指すとおり、スピン性能に軸足を置いたEPONのウェッジです。軟鉄鍛造という基本構成はシリーズ共通ですが、内部に異素材を充填する点が異なります。
バウンスは48〜54度と60度が10度、56度が12度で、リーディングエッジの高さも番手ごとに最適化されています。標準シャフトはtype Mより軽いN.S.PRO MODUS3 WEDGE105です。
type Mの操作性がシビアに感じる人、スピンで止める球を安定させたいゴルファーにおすすめします。
Tour Wedge (Non-plating) MUKU / KURO

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Tour Wedge (Non-plating) MUKU / KURO |
| 素材 | 軟鉄(S20C)鍛造 |
| ヘッド形状 | – |
| ロフト | – |
| 標準シャフト | – |
「Tour Wedge (Non-plating) MUKU / KURO」は、メッキをかけないノンメッキ仕様のEPONウェッジで、素地のMUKUと黒染めのKUROという2つの仕上げから選べます。ベースはtype Mとtype Sの両方に対応する仕様です。
使い込むほど表情が変わる一方、錆びが出るため手入れは欠かせません。仕上げ以外のロフトやバウンスの構成は、ベースにしたモデルに準拠します。
打感と質感にこだわるゴルファー、道具の育て方まで楽しみたい人におすすめのウェッジです。
EPONのパター
EPONのパターは日本鍛造で作られる4モデル構成です。素材は炭素鋼(S25C)で共通するため、ヘッド形状と重心特性、総重量の違いで選ぶことになります。原点のi-33を基準に比べると、違いがつかみやすくなります。
| モデル名 | ヘッド形状 | ロフト | ライ角 | 総重量 |
|---|---|---|---|---|
| i-33 | – | 3.3° | 71° | 550g |
| Fortune | ネオマレット型 | 3° | 71° | 553g |
| Shin | L字マレット型 | 2° | 71° | 567g |
| Sachi | ハーフオフセットブレード型 | 3° | 72° | 556g |
i-33

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | i-33 |
| 素材 | 炭素鋼(S25C)鍛造 |
| ヘッド形状 | – |
| ロフト | 3.3° |
| 標準シャフト | – |
「i-33」は、EPONのパターの原点に位置づけられるモデルで、JAPAN FORGEDによる炭素鋼(S25C)ボディが研ぎ澄まされた打感と打音を生む一本です。ロフト3.3度、ライ角71度、クラブ長34.25インチ、総重量550gという構成になります。
まっすぐ引いてまっすぐ出すストロークのゴルファー、打感を重視してパターを選びたい人におすすめです。
Fortune

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Fortune |
| 素材 | 炭素鋼(S25C)鍛造 |
| ヘッド形状 | ネオマレット型 |
| ロフト | 3° |
| 標準シャフト | – |
「Fortune」は、「淳き意志、無我の択一」をコンセプトに掲げるEPONのネオマレット型パターです。造形にこだわったヘッドで、i-33とは重心特性の方向性が異なります。
センターシャフト仕様も用意され、ロフト2度・総重量568gとやや重めの設定になります。転がりの安定を求めるゴルファー、マレット型の構えやすさを取りたい人におすすめのパターです。
Shin

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Shin |
| 素材 | 炭素鋼(S25C)鍛造 |
| ヘッド形状 | L字マレット型 |
| ロフト | 2° |
| 標準シャフト | – |
「Shin」は、「伝統を紡ぎ、革新を創る」を掲げるEPONのL字マレット型パターで、コンパクトなヘッドにヒールシャフトを組み合わせています。日本鍛造による打感と質感は、EPONのパターに共通する魅力です。
L字の構え心地が好きなゴルファー、重めのヘッドでストロークを安定させたい人におすすめします。
Sachi

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Sachi |
| 素材 | 炭素鋼(S25C)鍛造 |
| ヘッド形状 | ハーフオフセットブレード型 |
| ロフト | 3° |
| 標準シャフト | – |
「Sachi」は、「継承、そして深化」をコンセプトとするEPONのハーフオフセット・ブレード型パターです。鍛造ならではの打感と、輪郭の整った仕上げが特徴になります。
ライ角は4モデルの中でわずかに立った設定で、ボールの近くに構えたいゴルファーにも合います。ブレード型の見た目と鍛造の質感を重視する人におすすめのパターです。
まとめ
この記事では、EPONが新潟県燕三条の鍛造技術と自社一貫生産を背景に持つ地クラブブランドであること、そして現行のゴルフクラブをカテゴリごとに比較しながら解説しました。S:Rシリーズが飛距離、AFシリーズが形状と打感、EFシリーズが扱いやすさという住み分けになっています。
EPONはヘッド単体販売とカスタムシャフトが前提のブランドなので、試打とフィッティングを経てから決めるのが遠回りに見えて最短です。現行ラインナップは公式サイトと取扱ショップで確認したうえで、自分のヘッドスピードとスイングに合う1本を選ぶ参考になれば嬉しいです。


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