- スリクソンのクラブとボールは種類が多くて、どれを選べばいいかわからない
- ZXi RKTのドライバーはRKTとLS、TR、MAXで何が違うのか知りたい
- 初心者でも扱いやすいスリクソンのモデルはどれ?
「スリクソン」は1996年に誕生した住友ゴム工業のゴルフブランドで、ツアープロからアマチュアまで幅広く支持される国内有数のゴルフブランドです。日本とアメリカの2拠点で設計から開発までを自社で手がけており、クラブの打感とボールのウレタンカバー技術に定評があります。
この記事では、スリクソンの特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のゴルフクラブとゴルフボールを全モデル比較します。カテゴリー別のおすすめモデルも紹介しますので、スリクソンのゴルフ用品が気になっている人はぜひチェックしてください。
スリクソンとはどんなゴルフブランド?特徴と評判を紹介
スリクソンは、住友ゴム工業(ダンロップ)が世界に展開するゴルフブランドです。ツアーで戦う道具づくりを軸に、ドライバーからアイアン、ゴルフボールまでを自社で設計・開発しており、クラブとボールを同じ思想で揃えられる点が他社にない強みになっています。
契約プロの実戦フィードバックが製品開発へ直結している点も、スリクソンの評判を支えています。2013年から使用契約を結ぶ松山英樹選手をはじめ、世界の舞台で戦うプロの要望が次のモデルの設計に反映される仕組みです。
スリクソンのブランドコンセプト
スリクソンが公式に掲げるブランドコンセプトが「OBSESSED WITH IT」です。日本語にすると「ゴルフに夢中になる」という意味合いで、スコアや勝敗だけをゴルフの価値基準に置いていない点が特徴といえます。
スリクソンの製品ラインナップが上級者向けのブレードアイアンからレディス向けボールまで広く伸びているのは、コンセプトが幅広いゴルファーを見ているためです。自分の腕前を理由に選択肢が狭まりにくい点は、ブランドを選ぶうえでの安心材料になります。
スリクソンの歴史・創業背景
スリクソンは1996年にゴルフボールブランドとして誕生しました。ブランド名の「SRI」は住友ゴム工業の英語表記であるSumitomo Rubber Industriesの頭文字に由来しており、タイヤ開発で培ったゴム素材の技術がボール開発の土台になっています。
外部への設計委託ではなく自社開発を貫いているため、ドライバーのフェース素材からボールのカバー素材まで、性能の狙いを一本の線でつなげられます。スリクソンのゴルフクラブが世代交代のたびに明確な進化点を示せる理由は、この開発体制の存在です。
スリクソンの特徴・強み
スリクソンの強みは、クラブの打感と操作性、ボールのツアー品質ウレタンカバー技術という二本柱にあります。アイアンでは軟鉄鍛造による柔らかいフィーリング、ボールでは食いつきの良いカバーと、それぞれ他社と競う武器を持っています。
守備範囲の広さも特徴です。プロが使うブレードアイアンやツアーボールから、ヘッドスピードが控えめなゴルファー向けの2ピースボールやレディスモデルまで並んでおり、腕前が変わっても同じブランドの中で買い替え先を見つけられます。
スリクソンの関連ブランド
住友ゴム工業のゴルフ事業には、スリクソンのほかにゼクシオ(XXIO)とクリーブランドゴルフ(Cleveland Golf)があります。ゼクシオは軽量シャフトとやさしさを前面に出したアベレージゴルファー向け、スリクソンはツアー志向という棲み分けです。
スリクソンでウェッジを探しても現行品が見つからないのは、グループ内で役割を分けているためです。クラブセットを組む際は、スリクソンのアイアンにクリーブランドのウェッジを組み合わせる形が標準的な選び方になります。
スリクソンの機能とテクノロジー
スリクソンのゴルフクラブとボールには、飛距離とコントロールを支える独自テクノロジーが数多く搭載されているのが特徴です。名称だけでは中身がわかりにくいため、モデル比較を読む前に主要な技術を押さえておくと選びやすくなります。
スリクソンのゴルフクラブとボールに採用されている代表的なテクノロジーは、以下の6つです。
- RKT FACE
- VARIABLE ROLL DESIGN
- REBOUND FRAME
- MAINFRAME iQ
- TOUR V.T. SOLE
- Spin Skin コーティング
RKT FACE
RKT FACEは、2026年9月12日発売のZXi RKTシリーズに新搭載されたスリクソンのフェース技術です。高強度の「VR-チタン」を使い、フェースの肉厚配分を最適化した「i-FLEX」設計と組み合わせることで、ボール初速を高めています。
芯を外した打点でも初速の落ち込みが小さい点が、アマチュアにとっての実利です。スリクソンのドライバーやフェアウェイウッドで、当たりが薄かったショットでもキャリーが残りやすくなります。
VARIABLE ROLL DESIGN
VARIABLE ROLL DESIGNは、フェース上部のフェースアングルとロフトを段階的に変化(フロー)させるスリクソンの設計技術です。フェース全面を同じ丸みで作らず、打点の位置に応じて最適な数値を割り当てています。
ティーショットで左右のブレが小さくなるため、フェアウェイキープ率の改善につながります。打点が毎回同じ位置に集まらないゴルファーほど恩恵が大きい技術です。
REBOUND FRAME
REBOUND FRAMEは、フェース周辺に軟らかい層と硬い層を交互に重ねたスリクソンの4層構造です。軟-剛-軟-剛の並びによって、フェースとボディの両方に大きなたわみを生み出します。
ドライバーだけでなくフェアウェイウッドやハイブリッドにも展開されているため、長い番手をスリクソンで揃えると弾道の性格を揃えやすくなります。セカンドショットでも強い弾道でキャリーを稼げる点がメリットです。
MAINFRAME iQ
MAINFRAME iQは、アイアンのフェース裏側に可変肉厚パターンを施すスリクソンの技術です。たわみが必要な部分を薄く、強度が必要な部分を厚く作り分け、削り出した余剰重量をヘッド周辺へ配分しています。
ミスヒット時のボールスピード低下を抑えるため、番手ごとの飛距離が揃いやすくなります。7番アイアンが日によって10ヤード変わるようなばらつきに悩むゴルファーに効く技術です。
TOUR V.T. SOLE
TOUR V.T. SOLEは、ツアープロの意見を反映してスリクソンが磨いてきたV字型のソール設計です。リーディングエッジからバウンスにかけての角度を立体的に削り、地面との接触面をコントロールしています。
やや手前から入ったダフリ気味のショットでも、ヘッドが減速しにくく飛距離のロスを抑えられます。ターフの取れ方が安定するため、アイアンショットの再現性を高めたいゴルファーに向いた設計です。
Spin Skin コーティング
Spin Skin コーティングは、ゴルフボールのカバー表層に施すスリクソンの摩擦力向上技術です。柔らかいコーティング層がインパクト時に変形し、クラブフェースへ強く食いつきます。
グリーン周りからのアプローチでボールが止まりやすくなるため、ピンに近い位置で寄せられる確率が上がります。飛距離重視のボールでは物足りないと感じる、スコアを詰めたいゴルファーにおすすめの技術です。
スリクソンの全モデルの種類を比較
スリクソンの現行ラインナップを、ドライバー、フェアウェイウッド・ユーティリティ、アイアン、ゴルフボールの4カテゴリーに分けて比較します。カテゴリーごとに比較表を置いたうえで、各モデルの詳細を順に解説します。
スリクソンのゴルフクラブとボールを、以下の4カテゴリー別に比較・解説します。
- ドライバー
- フェアウェイウッド・ユーティリティ
- アイアン
- ゴルフボール
ドライバー
ZXi RKTシリーズのドライバーは、共通のRKT FACEを土台にしながら、弾道の高さとスピン量、ヘッドサイズ、寛容性で性格が分かれます。ヘッドスピードと持ち球から選び分けられるよう、比較表のあとに各モデルを解説します。
| モデル名 | タイプ | ヘッド体積 | 弾道 | 慣性モーメント(操作性) | 対象ゴルファー |
|---|---|---|---|---|---|
| ZXi RKT ドライバー | オールラウンド | 460cm3 | 中高弾道 | 中程度(バランス型) | 幅広いレベルのゴルファー |
| ZXi RKT LS ドライバー | 低スピン | 460cm3 | 中低弾道 | 小さめ(操作性重視) | ヘッドスピードが速い人 |
| ZXi RKT TR ドライバー | 操作性重視 | 450cm3 | 中弾道 | 低め(最高の操作性) | 上級者・球筋を操りたい人 |
| ZXi RKT MAX ドライバー | 高寛容性 | 460cm3 | 高弾道 | シリーズ最大 | 初中級者・スライスに悩む人 |
ZXi RKT ドライバー

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi RKT ドライバー |
| ヘッド体積 | 460cm3 |
| ロフト角 | 9°/10.5° |
| 弾道・スピン傾向 | 中高弾道・標準スピン |
| 対象ゴルファー | 幅広いレベルのゴルファー |
「ZXi RKT ドライバー」は、シリーズの中核を担うオールラウンドモデルで、飛距離と操作性、ミスへの強さを高い水準でまとめたスリクソンのドライバーです。460cm3のヘッドに9°と10.5°のロフトを用意しています。
打球音を整えるACOUSTICOREに加え、ロフトやライ角を変更できるQUICK TUNE SYSTEMを備えています。純正シャフトはDiamana ZXi-II 50とVENTUS TR ZXi-II 6の2種類が選べます。
弾道の高さもスピン量も極端に振っていないため、まず基準となる1本を選びたいゴルファーにおすすめのドライバーです。ゴルフを始めて数年の中級者から、球筋を大きく変えたくない上級者まで守備範囲に収まります。
ZXi RKT LS ドライバー

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi RKT LS ドライバー |
| ヘッド体積 | 460cm3 |
| ロフト角 | 9°/10.5° |
| 弾道・スピン傾向 | 中低弾道・最小スピン |
| 対象ゴルファー | ヘッドスピードが速い人 |
「ZXi RKT LS ドライバー」は、シリーズで最もスピン量を抑えた低スピンモデルです。名称のLSはLow Spinを示しており、風に押し戻されにくい強い弾道でランを稼ぐ設計になっています。
強く叩いてもスピンが増えにくく、直進性を保ったまま前へ飛ばせます。一方で球を上げる力は控えめなため、キャリーが不足しがちなゴルファーには扱いにくいドライバーです。
ヘッドスピードが速くスピンが入りすぎる人や、球が上がりすぎて飛距離をロスしている人におすすめします。持ち球が高めのゴルファーにとって、弾道を整える有力な選択肢になります。
ZXi RKT TR ドライバー

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi RKT TR ドライバー |
| ヘッド体積 | 450cm3 |
| ロフト角 | 9°/10.5° |
| 弾道・スピン傾向 | 中弾道・低スピン |
| 対象ゴルファー | 上級者・球筋を操りたい人 |
「ZXi RKT TR ドライバー」は、450cm3の小ぶりなヘッドを採用したツアー志向モデルです。シリーズで唯一460cm3を下回るサイズで、構えたときの投影面積が引き締まって見えます。
操作性が高い反面、慣性モーメントはシリーズで最も低く、打点のブレをヘッドが助けてくれる度合いは小さくなります。芯を外すと曲がり幅がそのまま結果に出るクラブです。
コースマネジメントでティーショットの球筋を使い分けたい上級者におすすめのドライバーです。狭いホールで意図的に球を曲げて置きにいく場面でも、スリクソンのTRなら狙い通りに操れます。
ZXi RKT MAX ドライバー

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi RKT MAX ドライバー |
| ヘッド体積 | 460cm3 |
| ロフト角 | 9°/10.5° |
| 弾道・スピン傾向 | 高弾道・シリーズ最大MOI |
| 対象ゴルファー | 初中級者・スライスに悩む人 |
「ZXi RKT MAX ドライバー」は、シリーズ最大の慣性モーメントを備えた高寛容性モデルです。ミスへの強さを最優先に設計されており、力まずに振り切れる安心感があります。
弾道はZXi RKTシリーズのドライバーで最も高く、キャリーでの飛距離を稼ぎやすい設計です。ヘッドスピードが控えめでも球が上がるため、ランに頼らず前へ運べます。
スライスに悩む人や、まだ打点が安定しない初中級者に最もおすすめできるスリクソンのドライバーです。ゴルフを始めて日が浅いプレーヤーの1本目としても扱いやすい仕上がりになっています。
フェアウェイウッド・ユーティリティ
長い距離を正確に運ぶクラブとして、スリクソンはウッド型のフェアウェイウッドとハイブリッド、アイアン型のユーティリティアイアンを用意しています。同じ「つなぎのクラブ」でも、選ぶ基準はやさしさ重視かコントロール重視かの違いです。
| モデル名 | カテゴリー | 番手構成 | ヘッド構造 | 対象ゴルファー |
|---|---|---|---|---|
| ZXi RKT フェアウェイウッド | フェアウェイウッド | #3+/#3/#5/#7 | ウッド型(RKT FACE) | セカンドショットで飛距離と方向性を求める人 |
| ZXi RKT ハイブリッド | ユーティリティ(ハイブリッド) | #2〜#6 | ウッド型(RKT FACE) | ロングアイアンが苦手な中級者 |
| ZXiU ユーティリティアイアン | ユーティリティアイアン | #2〜#4 | 中空構造・軟鉄鍛造(アイアン型) | ウッド型が苦手なゴルファー |
ZXi RKT フェアウェイウッド

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi RKT フェアウェイウッド |
| 番手構成 | #3+/#3/#5/#7 |
| ヘッド構造 | ウッド型(RKT FACE) |
| 特徴 | 加速性能と正確性を両立した弾道 |
| 対象ゴルファー | セカンドショットで飛距離と方向性を求める人 |
「ZXi RKT フェアウェイウッド」は、加速性能と正確性を両立させ、セカンドショットでグリーンを狙える弾道を目指したスリクソンのウッドです。ロフト13.5°の#3+から21°の#7まで4番手を用意しています。
ヘッド体積は#3+と#3が181cm3、#5が154cm3、#7が142cm3と番手ごとに変えており、長い番手ほど大きく構えられます。番手が短くなるほどヘッドがコンパクトになり、ライを選ばず打ち込めます。
パー5の2打目や、ドライバーが振りにくい狭いホールのティーショットにおすすめのフェアウェイウッドです。飛距離と方向性のどちらも譲りたくないゴルファーに向いています。
ZXi RKT ハイブリッド

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi RKT ハイブリッド |
| 番手構成 | #2〜#6 |
| ヘッド構造 | ウッド型(RKT FACE) |
| 特徴 | 適正スピン量でグリーンに止めやすい弾道 |
| 対象ゴルファー | ロングアイアンが苦手な中級者 |
「ZXi RKT ハイブリッド」は、ピンを狙う精度に軸足を置いたスリクソンのユーティリティです。飛距離を伸ばすだけでなく、グリーンで止まる弾道を作ることを設計目標に据えています。
17°の#2から28°の#6まで5番手そろっており、アイアンセットの上を埋める番手を細かく選べます。ロングアイアンで球が上がらない悩みを抱えるゴルファーほど、置き換えたときの変化を感じやすいクラブです。
ロングアイアンが苦手な中級者はもちろん、番手間の距離の抜けを埋めたい上級者にもおすすめできます。ウッド型の構えに抵抗がなければ、まず候補に入れたいスリクソンのユーティリティです。
ZXiU ユーティリティアイアン

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXiU ユーティリティアイアン |
| 番手構成 | #2〜#4 |
| ヘッド構造 | 中空構造・軟鉄鍛造(アイアン型) |
| 特徴 | 構えやすさと飛距離を両立 |
| 対象ゴルファー | ウッド型が苦手なゴルファー |
「ZXiU ユーティリティアイアン」は、#2から#4をラインナップする中空構造のアイアン型ユーティリティです。アイアンの構えやすさを保ちながら、中空化とヘッド設計で飛距離を伸ばしています。
ソールにはTOUR V.T. SOLEを採用しており、深いラフや薄いライからでも抜けが良く、刃が刺さるミスを防ぎます。シャフトはカーボンのVENTUS TR ZXi-IIとスチールのN.S.PRO 950GH neoから選べるため、アイアンの流れに合わせて組めます。
ウッド型のヘッドが大きく見えて構えにくい人や、操作性を優先したいゴルファーにおすすめのモデルです。スリクソンのアイアンセットの上の番手を置き換える用途にも適しています。
アイアン
スリクソンのアイアンは、ブレードからやさしさ重視まで一直線に並ぶ構成です。ヘッドサイズとオフセット、打感、ミスへの強さの順に性格が変わるため、腕前と求める打感で選び分けられます。
| モデル名 | タイプ | 番手構成 | 素材 | 対象ゴルファー |
|---|---|---|---|---|
| Z-FORGED II アイアン | ブレード(マッスルバック系) | #3・4(単品)/#5〜9・PW(6本セット) | 軟鉄鍛造(日本製) | 打点が安定した上級者 |
| ZXi7 アイアン | ツアーモデル | #3〜SW | 軟鉄S15C+タングステンニッケル合金(鍛造) | 上級者・ツアープレーヤー |
| ZXi5 アイアン | オールラウンド | #4〜SW | クロムバナジウム鋼フェース+軟鉄S20C | 中級〜上級者 |
| ZXiR アイアン | やさしさ重視 | #5〜SW | i-ALLOY(フェース・ボディ) | 初級〜中級者 |
Z-FORGED II アイアン

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Z-FORGED II アイアン |
| 番手構成 | #3・4(単品)/#5〜9・PW(6本セット) |
| 素材 | 軟鉄鍛造(日本製) |
| タイプ | ブレード(マッスルバック系) |
| 対象ゴルファー | 打点が安定した上級者 |
「Z-FORGED II アイアン」は、世界の舞台で戦うために作られたスリクソンのブレードアイアンです。プロと上級者に照準を合わせた最上位モデルで、#5〜9とPWの6本セットに、#3と#4を単品で追加できます。
日本製の軟鉄鍛造ヘッドが生む打感は、インパクトの厚みや当たった位置まで指先に返してきます。新溝ルールにも適合しており、競技に持ち込めます。
その代わり、ミスへの寛容性は現行スリクソンのアイアンで最も低く、打点が散るゴルファーには飛距離がばらつきやすいのが弱点です。球の高さとスピンを自分で作りたい、打点が安定した上級者におすすめのアイアンです。
ZXi7 アイアン

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi7 アイアン |
| 番手構成 | #3〜SW |
| 素材 | 軟鉄S15C+タングステンニッケル合金(鍛造) |
| タイプ | ツアーモデル |
| 対象ゴルファー | 上級者・ツアープレーヤー |
「ZXi7 アイアン」は、スリクソン史上最高の打感を掲げてツアーモデルとして開発されています。操作性とスピンコントロールを重視しながら、ブレードよりも構えたときの安心感を確保しています。
ソールのTOUR V.T. SOLEが芝の抜けを助けるため、フェアウェイからでもラフからでもヘッドが減速しにくく、番手なりの飛距離を出せます。弾道の高さを自分で操作できる点も、競技志向のゴルファーに支持される理由です。
Z-FORGED IIでは難しいと感じるものの、やさしさより操作性を取りたい上級者におすすめします。ハーフキャビティの安心感を求める競技ゴルファーにとって、現実的な選択肢となるスリクソンのアイアンです。
ZXi5 アイアン

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXi5 アイアン |
| 番手構成 | #4〜SW |
| 素材 | クロムバナジウム鋼フェース+軟鉄S20C |
| タイプ | オールラウンドモデル |
| 対象ゴルファー | 中級〜上級者 |
「ZXi5 アイアン」は、飛距離とやさしさ、操作性をバランスさせたスリクソンのオールラウンドアイアンです。#4からSWまで幅広くそろい、セット全体を1モデルで組み上げられます。
ボディには軟鉄S20Cを使っており、やさしさを追求したモデルにありがちな硬い打感を避けています。ミスへの強さと打感の両立という点で、スリクソンのアイアンの中では最も汎用性が高い位置づけです。
シリーズの本命として、多くのゴルファーにおすすめできるモデルです。短い番手をZXi5、長い番手をZXi7で組むといったコンボセットも構成しやすく、腕前の変化にも対応できます。
ZXiR アイアン

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ZXiR アイアン |
| 番手構成 | #5〜SW |
| 素材 | i-ALLOY(フェース・ボディ) |
| タイプ | やさしさ重視モデル |
| 対象ゴルファー | 初級〜中級者 |
「ZXiR アイアン」は、やさしく飛ばせて心地よい打感を狙った、シリーズで最もアベレージ寄りのスリクソンのアイアンです。前世代にあった中空構造のZXi4に代わる新モデルとして登場しました。
#5からSWまでのセット構成で、ロングアイアンでも球が上がりやすく、ミスの許容範囲が広い点が持ち味です。その分、意図的に球を曲げる操作性は上位モデルに譲ります。
ゴルフを始めて間もない初級者から、スコア100切りを目指す中級者におすすめのアイアンです。難しいモデルで苦戦するより、素直に前へ飛ぶクラブで組み立てたいゴルファーに向いています。
ゴルフボール
スリクソンのゴルフボールは、ツアー系のウレタンカバー3ピースから飛距離特化型、コストを抑えたモデル、レディス向けまで幅広くそろいます。ヘッドスピードとスピン性能を軸に、比較表と各モデルの解説で選び分けを整理する構成です。
| モデル名 | 構成 | カバー素材 | ディンプル | 対象ヘッドスピード |
|---|---|---|---|---|
| Z-STAR XV | ウレタンカバー3ピース | 高スピンバイオウレタン | 338スピードディンプル | – |
| Z-STAR | ウレタンカバー3ピース | 高スピンバイオウレタン | 338スピードディンプル | – |
| Z-STAR ◆ DIAMOND | ウレタンカバー3ピース | 高スピンバイオウレタン | 338スピードディンプル | – |
| XmaX | 3ピース | H.R.カバー | 338スピードディンプル | 45m/s以下 |
| TRI-STAR | 3ピース | 高反発ソフトアイオノマー | 338スピードディンプル | – |
| AD SPEED | 2ピース | 高反発ソフトアイオノマー(薄) | 338スピードディンプル | – |
| DISTANCE | 2ピース | 高耐久高反発アイオノマー(薄) | 324ディンプル | 35〜45m/s |
| SOFT FEEL LADY | 2ピース | 高反発ソフトアイオノマー | 338スピードディンプル | 30〜40m/s |
Z-STAR XV

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Z-STAR XV |
| 構成 | ウレタンカバー3ピース |
| カバー素材 | 高スピンバイオウレタン |
| ディンプル | 338スピードディンプル |
| 対象ゴルファー | 飛距離を最優先するゴルファー |
「Z-STAR XV」は、Z-STARシリーズの中で最も飛距離性能に振ったスリクソンのツアーボールです。弾きの良い打感が特徴で、インパクトでボールがはじけ出す感覚を得られます。
ツアーボールの中でも打感は硬めに寄るため、柔らかいフィーリングを好むゴルファーには好みが分かれます。その代わり、強く叩いたときの伸びはZ-STARシリーズの中で頭ひとつ抜けています。
ヘッドスピードが速く、ウレタンカバーのスピン性能を保ったまま飛距離を最優先したいゴルファーにおすすめのボールです。
Z-STAR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Z-STAR |
| 構成 | ウレタンカバー3ピース |
| カバー素材 | 高スピンバイオウレタン |
| ディンプル | 338スピードディンプル |
| 対象ゴルファー | 直進性とソフトな打感を求める人 |
「Z-STAR」は、スリクソンのツアーボールの基準となるモデルです。優れた直進性とソフトで心地よい打感を両立しており、シリーズで迷ったときの出発点になります。
ドライバーの曲がり幅を抑えながら、グリーン周りではしっかり止まる球が打てます。ツアーボールとしては打感が柔らかく、パッティングのタッチも合わせやすい部類に入ります。
ショートゲームでスピンを効かせたい中上級者や、曲がりを抑えたいゴルファーにおすすめのボールです。スリクソンのゴルフボールを初めて試すなら、まず候補に入れたい1モデルです。
Z-STAR ◆ DIAMOND

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Z-STAR ◆ DIAMOND |
| 構成 | ウレタンカバー3ピース |
| カバー素材 | 高スピンバイオウレタン |
| ディンプル | 338スピードディンプル |
| 対象ゴルファー | ロングアイアンのスピン性能を重視する人 |
「Z-STAR ◆ DIAMOND」は、ロングアイアンのスピン性能がシリーズ最多という個性を持つスリクソンのツアーボールとして仕上がっています。長い番手でグリーンに止めたいという要望から生まれた性格づけになっています。
長い番手が主体になる距離の長いコースでは、キャリーで落として止められる利点が効いてきます。逆に、ドライバーの飛距離だけを求める場合はZ-STAR XVのほうが噛み合います。
パー4のセカンドを4番や5番アイアンで打つ機会が多いゴルファーにおすすめのボールです。Z-STARとZ-STAR XVで迷っている人にとって、第3の選択肢になります。
XmaX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | XmaX |
| 構成 | 3ピース |
| カバー素材 | H.R.カバー |
| ディンプル | 338スピードディンプル |
| 対象ヘッドスピード | 45m/s以下 |
「XmaX」は、スリクソン史上No.1の飛距離を掲げる飛距離追求型の3ピースボールです。ゴルフボールに飛びだけを求めるゴルファーへ向けて開発されました。
ウレタンカバーではないため、グリーン周りのスピン量はZ-STARシリーズに届きません。飛距離とショートゲームの止まりやすさを比べたとき、前者に振り切ったボールという理解が必要です。
ドライバーヘッドスピード45m/s以下のアマチュアゴルファーで、飛距離を最優先したい人におすすめします。1打目で前に出したいという明確な狙いがあるなら有力な選択肢です。
TRI-STAR

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | TRI-STAR |
| 構成 | 3ピース |
| カバー素材 | 高反発ソフトアイオノマー |
| ディンプル | 338スピードディンプル |
| 対象ゴルファー | スコアアップを狙うアマチュアゴルファー |
「TRI-STAR」は、Z-STARシリーズの技術を受け継いだ性能バランス重視の3ピースボールです。ツアーボールほど尖らせず、アマチュアのラウンドで使いやすい方向へまとめています。
ウレタンカバーのボールよりカバーが強く、傷に対しても比較的タフです。3ピース構造のため打感は硬すぎず、アイアンショットでも手応えを感じられます。
ツアーボールは扱いにくいと感じるものの、グリーン上での止まりも諦めたくない中級者におすすめのゴルフボールです。スコアを1打ずつ削っていきたい層に向いています。
AD SPEED

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | AD SPEED |
| 構成 | 2ピース |
| カバー素材 | 高反発ソフトアイオノマー(薄) |
| ディンプル | 338スピードディンプル |
| 対象ゴルファー | 柔らかい打感を求める人 |
「AD SPEED」は、AD SPEED史上最もソフトなフィーリングを実現したスリクソンの2ピースボールです。打感の柔らかさを軸に据えながら、飛距離性能も落とさない狙いで設計されています。
高弾道338スピードディンプルにより、ヘッドスピードが控えめでも球が上がりやすくなっています。2ピースのため、グリーン周りのスピン量はウレタンカバーのモデルには及びません。
打感の柔らかさを最優先しつつ、飛距離も欲しいゴルファーにおすすめのボールです。硬いボールでは手に衝撃が残ると感じる人にも合います。
DISTANCE

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | DISTANCE |
| 構成 | 2ピース |
| カバー素材 | 高耐久高反発アイオノマー(薄) |
| ディンプル | 324ディンプル |
| 対象ヘッドスピード | 35〜45m/s |
「DISTANCE」は、鋭い飛び出しと風に負けない弾道で飛ばすことに特化したスリクソンの2ピースボールです。名称の通り、飛距離を最優先に据えたシンプルな設計になっています。
高弾道324ディンプルはシリーズの中でも数の少ない設計で、力強く低めに飛び出したあと伸びていく弾道を描きます。ショートゲームのスピン性能を求めるボールではありません。
ヘッドスピード35〜45m/sのゴルファーで、ラウンド頻度が高くボールの消費が多い人におすすめです。練習ラウンドと本番で同じボールを使い続けたい場合にも適しています。
SOFT FEEL LADY

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | SOFT FEEL LADY |
| 構成 | 2ピース |
| カバー素材 | 高反発ソフトアイオノマー |
| ディンプル | 338スピードディンプル |
| 対象ヘッドスピード | 30〜40m/s |
「SOFT FEEL LADY」は、女性ゴルファー専用に設計されたスリクソンの2ピースボールです。ヘッドスピードが控えめでもボールを十分につぶせるよう、シリーズで最も柔らかい設計に振っています。
やさしく飛ばす方向に最適化されているため、強いヘッドスピードで叩くとスピン量が不足しがちです。対象を明確に絞り込んだボールという理解で選ぶと失敗がありません。
ヘッドスピード30〜40m/sの女性ゴルファーや、力に頼らず前へ運びたい人におすすめのゴルフボールです。ゴルフを始めたばかりで球が上がらない悩みを持つプレーヤーにも向いています。
まとめ
この記事では、スリクソンの特徴やブランドの成り立ち、RKT FACEやMAINFRAME iQといった独自テクノロジーを解説したうえで、現行のゴルフクラブとゴルフボールを全モデル比較しました。クラブとボールを同じ設計思想で揃えられる点が、スリクソンを選ぶ大きな理由になります。
迷ったときは、オールラウンドの「ZXi RKT ドライバー」と「ZXi5 アイアン」、ボールは「Z-STAR」という基準の組み合わせから試してみてください。最後は試打やフィッティングで自分のスイングとの相性を確かめることが近道になります。スリクソンのゴルフクラブとボール選びの参考になれば嬉しいです。


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